オーストラリア連邦警察(AFP)は、ブロックチェーンフォレンジック会社Chainalysisと提携し、オーストラリア人が保有する2,000以上の侵害された暗号ウォレットを特定しました。この取り組みは「Operation Spincaster」という名の下、非保管ウォレットから暗号を盗む「承認フィッシング」という詐欺手法を使用する犯罪者に対抗するものです。共同で、BTC MarketsやBinanceなどの取引所がオーストラリアの被害者を支援し、さらなる金銭的損失を防ぐ活動を行いました。AFPは、承認フィッシングに対する警戒を呼びかけており、この手法は投資やロマンス詐欺において一般的です。警察によると、悪意のある行為者は2021年5月以降、承認フィッシング攻撃を通じて40億ドル以上の暗号を奪っています。また、暗号市場は7月に約2億6600万ドルの損失を記録し、6月に比べて51%の増加が見られました。