暗号資産投資家が中央集権型取引所にステーブルコインを預け始めており、ビットコインやアルトコインに対する強気な動きが見られています。Santimentのデータによると、過去24時間でTether(USDT)、USD Coin(USDC)、Dai(DAI)の上位3つのステーブルコインの合計資金流入は1億4100万ドルに達しました。中でもUSDTは1億195万ドルの流入を記録し、続いてUSDCが3487万ドル、DAIが422万ドルとなっています。この流入の増加は、買い手の楽観的な姿勢を示しています。また、8月22日には同様の動きがあり、ビットコインの価格が6万4000ドルを上回り、暗号通貨市場全体の時価総額が2兆3600億ドルの高値に達しました。現在、全体の暗号市場の時価総額は2兆900億ドル、ステーブルコインの市場規模は1709億ドルです。ステーブルコインの取引量は日々60億ドルを超えています。ビットコインは過去24時間で3.8%の上昇を見せ、57250ドルで取引されています。一方で、クジラ(大口投資家)がビットコインを蓄積し、自身の保管ウォレットに送金を始めています。市場の強気な動きの主な理由は、アメリカの消費者物価指数レポートの発表で、インフレ率が予想以上に高い場合、市場は逆方向に動く可能性があります。