Metaは、WhatsAppとMessengerにおいて第三者のチャットアプリとの相互運用性を追加するための変更を行っています。この取り組みは、欧州連合のデジタル市場法（DMA）の施行に伴うもので、主な企業は自社サービスを優遇することが禁じられています。Metaは潜在的なパートナーや関係者からのフィードバックをもとに、新しい体験を設計しました。
具体的には、WhatsAppとMessengerに新しい通知機能を追加し、第三者サービスが統合可能になるとユーザーに通知します。ユーザーは、どの第三者アプリからメッセージを受け取るかを選べ、メッセージを別の受信箱で受け取るか、統合された受信箱で受け取るかを選択できます。これに加え、豊富なメッセージ機能が提供され、ユーザーはメッセージに反応したり、特定のメッセージに直接返信したりできるようになります。また、2024年にはグループチャット、2027年には音声通話やビデオ通話機能も追加される予定です。
Metaは、第三者のメッセージングサービスが必要な技術を構築・テスト・発表した際にのみ、相互運用性オプションが利用可能になると説明していますが、同時に他のサービスとの協力を続けていく意向を示しています。
