Facebookの親会社であるMetaは先週、カメラ機能を備えたRay-Ban Meta Glassesに新しいAI機能を追加しました。この眼鏡のカメラを使って周囲の情報を取得したり、駐車場所を記憶したりすることが可能です。また、AIの目的でのビデオサポートも追加され、リアルタイムでの支援が行えるようになりました。しかし、カメラが周囲を常に撮影することで、Metaがそのデータをどう扱っているのかに疑問が生じています。TechCrunchは、MetaがMeta Glassesで収集した画像をAIモデルのトレーニングに使用しているか尋ねましたが、Metaは明確な回答を避けました。
Metaは公共に投稿されたInstagramやFacebookの画像やストーリーをAIトレーニングに使用していますが、Meta Ray-Ban Glassesからのデータはプライベートなインタラクションのためのものであり、異なる扱いを受けるべきです。新しいAI機能は、利用者の周囲に関する質問に答えるために、多くのパッシブな画像を収集することになります。たとえば、服を選ぶ手伝いを求めると、利用者の家の内部の画像が多数キャプチャされ、クラウドにアップロードされます。
MetaはAI用にアップロードされた画像の取り扱いについて明言しておらず、これはMeta Glassesの所有者が注意すべきポイントです。この新しい機能を使うことによって、意図せずにMetaに数百枚のプライベートな写真が収集される可能性があります。もしMetaが意図的にそのような使い方をしていないのであれば、顧客が何が共有され、どのように使われるのかを理解できるように、明確にその旨を伝えるべきです。