AppleのM4 iPad ProモデルのOLEDディスプレイの需要が、デビュー以来予想よりも低迷しているという分析報告が発表されました。5月に発売された11インチと13インチのiPad Proは、Appleの大画面における初のOLED技術の利用を示しましたが、2024年の出荷予測が当初の1000万台から670万台に大幅に引き下げられています。11インチモデルの出荷は第三四半期に40%、第四四半期にはさらに30%減少する見込みで、13インチモデルに至っては、第三四半期に50%以上、第四四半期に90%もの減少が予測されています。高価格設定やiPadOSの制約が消費者のアップグレード意欲を削いでいるとのことです。AppleはiPad AirのOLED版も開発中とされ、2026年にリリース予定ですが、iPad Proの不振によって遅れる可能性があります。とはいえ、Young氏はMacBookにおけるOLED技術の将来に対しては楽観的であり、2026年までにMacBook Proがmini-LEDからOLEDに切り替わると予想しています。OLEDは液晶モデルと比べて明るさやコントラストが向上し、バッテリー持続時間も延びるため、MacBookにおける需要は高まると見ています。
