Appleは、アラブ首長国連邦（UAE）でiPhoneを使った「Tap to Pay」サービスを発表しました。これにより、独立した販売者や小規模商人、大手小売業者がiPhoneを決済端末として利用できるようになります。この機能では、Apple Payや非接触型のクレジットカード、デジタルウォレットによる支払いが可能で、すべての取引は暗号化され、Appleは購入した商品や購入者の情報を持ちません。Tap to Payを利用するには追加のハードウェアやクレジットカード端末は不要です。NFC技術を使用して安全に非接触型決済を認証し、PIN入力もサポートしています。最初にUAEでTap to Payを提供する決済プラットフォームはAdyen、Magnati、Network Internationalで、American Express、Mastercard、Visaなどの主要な決済ネットワークのカードと連携しています。この機能はiPhone XS以降のモデルで利用可能で、使い方は通常のApple Pay取引と同様です。販売者はアプリを開き、売上を登録し、iPhoneを購入者に提示することで、適切な非接触型決済方法を使うことができます。「Tap to Pay」は2022年2月にアメリカでスタートし、その後、他国への展開が進められています。現在、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、チェコ、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、ニュージーランド、オランダ、ルーマニア、スウェーデン、台湾、UAE、ウクライナ、イギリス、アメリカなどで利用可能です。
