WhatsAppは、iOSユーザーが同じアプリ内で異なるアカウントにログインできる新機能を開発中であるとWABetaInfoが報じています。このマルチアカウント機能は以前はAndroidのベータテスターのみが利用できましたが、現在はiOSのTestFlightアプリユーザーにも利用可能となり、個人やビジネスの複数アカウントを同一デバイスで管理できるようになります。この機能により、WhatsApp Businessアプリを使用せずに別アカウントにアクセスできるようになります。ユーザーは、デバイスを主アカウントとして設定するか、QRコードをスキャンして新しいアカウントを「コンパニオン」アカウントとしてリンクすることが可能です。また、通知やチャット、バックアップ、設定は各アカウントで区別され、ユーザーはデバイスを変更することなく簡単に切り替えられます。この機能はMetaが運営するInstagramでも既に実装されており、両プラットフォームの機能が近づくことになります。なお、WhatsAppのマルチアカウントサポートが一般に提供される時期は不明ですが、β版に登場したことから、遅くともそう遠くない未来に実装される可能性があります。また、Metaは最近、ユーザー情報の管理を一元化する「アカウントセンター」にWhatsAppを追加したと発表しました。これにより、ユーザーは一つの場所から設定を調整し、Instagram、Facebook、WhatsApp間でステータスアップデートを共有することができます。