2025年のマルウェア状態報告書によると、macOS向けのスティーラー(情報を盗むマルウェア)が増加しているという。従来はVSearch広告詐欺やGenieoブラウザハイジャッカーが主流だったが、2024年には新たな情報盗難マルウェアが登場。スティーラーはクレジットカード情報やパスワード、暗号通貨などの貴重なデータを狙う。これらの悪意あるアプリは、ユーザーが正規のソフトウェアを検索している際に偽の広告を利用してインストールされることが多い。特に、Atomic Stealer (AMOS)やそのバージョンのPoseidonが広まり、合法的なMacアプリを装ってダウンロードされることがある。Malwarebytesは、ユーザーがソフトウェアをダウンロードする際には、信頼できる開発者からのものであることを確認する重要性を警告している。