Appleは今日、19年前に初代MacBook Proを発表しました。スティーブ・ジョブズが2006年のMacworld Conference & Expoでこのノートパソコンを発表し、PowerPCプロセッサからIntelのCore Duoアーキテクチャへの移行を果たしました。MacBook ProはPowerBookの後継として設計され、アルミニウムの筐体を持ち、Intel Coreプロセッサやウェブカメラ、MagSafe電源コネクタを追加しています。ディスプレイは前モデルより67%明るく、AppleのCinema Displaysと同等の輝度を実現。Appleは、IntelプロセッサがPowerBook G4の「最大4倍の性能」を提供すると主張しました。
元のMacBook Proは15.4インチの1440 x 900解像度のワイドスクリーンを持ち、エントリーモデルは1.67 GHzのIntel Core Duoプロセッサ、512MBのDDR2 RAM、80GBのハードドライブを搭載。より高性能なモデルは1.83 GHzのプロセッサ、1GBのRAM、100GBのハードドライブを備えています。両モデルにはATI Mobility Radeon X1600グラフィックスカードが装備されています。15インチモデルは重さ5.6ポンド（約2.5 kg）、厚さ1インチ（約2.5 cm）で、USB 2.0ポート、FireWire 400ポート、Gigabit Ethernetポート、ExpressCard/34スロットを搭載。また、初代15インチモデルからFireWire 800ポートが除外され、一部のユーザーから批判を受けたものの、後の改訂で追加されました。
初めは15インチのみの展開でしたが、2006年4月に17インチモデルも導入されました。その後、MacBook Proラインは2008年のユニボディ構造、2012年のRetinaディスプレイ、2016年のTouch Barなど、さまざまなデザインや技術の進化を遂げました。2020年には、Appleが独自のM1、M1 Pro、M1 Maxチップへ移行したことで、IntelベースのMacBook Pro時代が終焉を迎えました。
