ベルギーのKUルーヴェン大学の研究者たちが、悪意のあるユーザーが他のユーザーの近くの正確な位置を特定できることを報告した人気のある6つのデーティングアプリ(Hinge、Happn、Bumble、Grindr、Badoo、Hily)について、TechCrunchが伝えました。これらのアプリは「トリラテレーション」と呼ばれる3点測定方式を使っており、これによりユーザーの約位置が暴露される可能性があります。研究によれば、Grindrは「正確距離トリラテレーション」に、Happnは「丸い距離トリラテレーション」に該当し、残りのアプリは「オラクルトリラテレーション」に分類されます。悪意のあるユーザーは、プロファイルに基づいておおよその位置を特定し、3つの異なる位置からデータを三角測量することで、最大で「2メートル」以内に他のユーザーを特定できるとされました。各アプリはこの問題に対処するための措置を講じており、Bumbleは距離フィルターの問題を迅速に解決したと述べ、Grindrはユーザーが位置情報の表示を無効にできることを示しました。Hilyもトリラテレーションの可能性があるものの、攻撃に利用するのは不可能だとしています。その他のデーティングアプリも、ユーザーが実在する人なのか、スパムボットや偽アカウントなのかを確認するための追加の手段を講じています。