英国の競争・市場局（CMA）は、AppleのApp Storeのポリシーに関する調査を終了したことを発表しました。この調査は2021年3月に始まり、Appleが英国でアプリを配信する際に支配的な地位を持っているか、開発者に対して不公正または反競争的な条件を課しているかを検討していました。CMAは、Googleに対しても同様の調査を行い、Googleがアプリ内購入に自社の決済システムを強制していることが競争法に違反していると考えていました。
しかし、CMAは両方の調査を行政上の優先事項を考慮して終了することを決定しました。新たに制定されたデジタル市場競争法により、CMAはAppleやGoogleが「戦略的市場地位」を持つかどうかを確認し、それに基づく新しい権限を使って、アプリ市場の競争を促進するためのより包括的な対応を検討することができるようになります。新しい法制度が発効する2024年には、CMAは3～4件のSMS調査を開始する予定です。
