イーサリアム財団の支出に関する注目が集まる中、ヴィタリック・ブテリンは自らの年収が約13万9000ドルであることを明らかにし、財団の活動に関する報告書が近日公開されることを示しました。彼は2018年以降、個人的な利益のためにイーサリアムのトークンを売却していないものの、2024年6月時点での純資産は約10億ドルに達しています。財団の資源配分について疑問が上がる中、ブテリンと同僚のジョシュ・スタークは財団の優先事項についての概要を提供し、完全な報告書は11月にバンコクで開催されるDevcon SEAまでに公開される予定だと述べました。
2023年のデータによると、イーサリアム財団のリソースの36.5%が「新しい機関」の支援に割り当てられ、2022年の23.8%から増加しました。このカテゴリにはノミック財団、分散型研究センター、L2Beatなど、イーサリアムの長期ビジョンを支援する団体への助成金が含まれています。また、レイヤー1の研究・開発には2番目に大きな予算が割かれ、イーサリアムメインネットのテストやアップグレードが行われています。スタークは、財団が内部チームに対してもいくつかの助成金を発行し、2024年第1四半期には外部チームに1140万ドル以上を分配したことを強調しました。