マイクロソフトは9月にCrowdStrikeのコンピュータシャットダウンに関する教訓とセキュリティ対策を討論する特別会議を開催することを発表しました。この「Windows Endpoint Security Ecosystem Summit」は、9月10日にワシントン州レドモンドのマイクロソフト本社で行われます。参加者にはマイクロソフトやCrowdStrike、その他のサイバーセキュリティ企業の代表者が含まれます。会議では、業界の慣行の変化や、今後のコンピュータシャットダウンを防ぐためのアプリケーションの使用について探ります。特に、カーネルモードではなくユーザーモードに依存するアプリケーションの重要性が議題となる見込みです。7月のシャットダウンは、CrowdStrikeのエージェントがカーネルモードで動作していたことが原因で、システム全体にアクセスできたために発生しました。ユーザーモードのアプリケーションは他のシステムに影響を与えにくいため、討論の中でeBPF技術の導入や、Rustなどの安全なプログラミング言語の使用についても議論される予定です。CrowdStrikeは、7月19日に850万台のWindowsマシンをシャットダウンさせた原因は、更新に含まれていた欠陥のあるテストソフトウェアであるとしています。このシャットダウンにより、世界中の銀行や航空会社、企業で「ブルースクリーンオブデス」が発生しました。