Metaは、自社の大規模言語モデル(LLM)「Llama」のパフォーマンスに関する最新の更新を公開し、ダウンロード数が約3億5千万に達し、前年同期比で10倍の増加を見せていると報告しました。特に、最新のLlama 3.1のリリース後、過去1ヶ月で約2000万のダウンロードが行われました。Metaのクラウドサービス提供者におけるLlamaの使用は、今年の1月から7月の間に10倍に増加し、5月から7月にかけてはトークンボリュームで2倍以上に増加しました。Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureだけでなく、Databricks、Dell、Google Cloudなどとも提携し、開発者がアクセスしやすい環境を整えています。MetaはLlamaの利用増加を「オープンソースの力」に起因するとし、開発者に多様な選択肢を提供するAIエコシステムの形成を強調しました。また、AT&TやDoorDashがLlamaを活用して業務を効率化している事例を挙げています。Zuckerberg氏は、オープンソースAIを業界標準にするための取り組みを語り、Llamaを使っての業界の革新に期待を寄せています。