Metaの監視委員会は、2024年に共有された反トランスジェンダーの投稿2件を調査しています。1件目は、Facebookでトランス女性がトイレで他の女性に対峙される様子を映した動画で、投稿はその人物を男性と誤認し、女性用トイレの利用を疑問視しています。2件目は、Instagramに投稿された動画で、トランスジェンダーの少女が女性スポーツ競技で勝利する様子が描かれ、観客が不満を表明している内容で、こちらも選手を男として誤認しています。Metaのヘイトスピーチに関するポリシーは、性自認に基づく個人への直接的な攻撃を禁止していますが、これらの投稿はユーザーからの通報後も削除されずに残されました。監視委員会は、Metaのポリシーや実施の課題について公的コメントを求めており、トランスジェンダーやノンバイナリーの人々の権利と表現の自由をどのように尊重しているかを評価するためにこの2件を組み合わせて調査しています。Metaの過去の事例でも、トランスの権利や幸福を侵害したとされる一連の問題が指摘されています。最近の報告書では、Metaが反トランスのヘイトスピーチに対して十分な対策を講じていないことも批判されています。