日本のメッセージング大手LINEは、UAEに拠点を置くKaia DLT Foundationとの協力により、メッセージングアプリにミニ非中央集権アプリ(ミニdApps)を導入する準備を進めています。このミニdAppsは、Web3開発者を支援するKaia Waveという取り組みの一環として発表されました。Kaia DLT Foundationは、LINEと韓国のKakaoの2つの著名なブロックチェーンプロジェクトの統合により設立された独立機関です。Kaiaチェーンのメインネットの立ち上げと共に発表されたKaia Waveは、LINEとKakaoのプラットフォームを統合したブロックチェーンネットワークで、2億5000万人以上のユーザーを抱えています。
Kaia Waveの取り組みを通じて、Kaia DLT Foundationは日本、台湾、タイ、インドネシアなどの国々でのLINEの広範なユーザーベースに合わせたミニdAppsを開発する開発者にインセンティブを提供する計画です。開発者はKaiaのNEXT WEBソフトウェア開発キットを使用して、LINE Messenger内でローンチされるミニdAppsを制作します。また、LINE NEXTというLINE CorporationのWeb3ユニットと協力し、開発者支援プログラムを進めています。
LINEは、競合であるTelegramが先駆けているメッセージングプラットフォーム内でのブロックチェーンベースのアプリの統合トレンドを活用しようとしており、Telegramは2023年に「Telegram Mini Apps」を導入し、開発者がTONブロックチェーンと統合することを許可しています。Telegramは、トークンでユーザーにインセンティブを提供するプレイ・トゥ・アーンゲームの導入により人気をさらに高めており、約9億5000万人のユーザーがアクセスできるミニアプリストアも新たに導入しています。