Metaは、自社のLlama大規模言語モデル(LLM)のパフォーマンスについてのアップデートを発表し、これまでに「3.5億回近くダウンロードされた」と報告しています。これは昨年同時期に比べて10倍の増加です。最近の1か月で約2000万回のダウンロードがあり、Llama 3.1のリリースが影響しています。この新しいモデルはOpenAIやAnthropicのものに匹敵するとのことです。
Llamaの使用量は、特にメタの主要なクラウドサービス提供者において、今年の1月から7月にかけて10倍に増加しました。メタはAWS、Microsoft Azure、Databricks、Google Cloudなどと連携し、LLMを開発者に提供しています。メタはオープンソースの力によってLlamaの利用が増えていると述べ、これにより多様で活気のあるAIエコシステムが生まれているとしています。
Llama 3.1のリリース時、マーク・ザッカーバーグはオープンソースAIの重要性を強調し、それを業界標準にするための取り組みについて話しました。企業がLlamaをどのように活用しているかの例としては、AT&Tが顧客検索を最適化するために使用し、DoorDashがソフトウェアエンジニアの業務を簡素化するために利用しているといいます。Zoomでは、会議を要約し賢い録音を行うAI CompanionのためにLlamaを活用しています。メタは、Llamaを利用しての革新が急速に進んでいることに期待を寄せています。