一人称シューティングゲーム「Doom」は、さまざまなコンソールやコンピュータに多くの移植版があるため、モッダーたちは草刈り機や消化バクテリア、さらには「Doom II」自体など新たな移植先を見つけなければならなかった。その中で、あまり人気がなくプレイしづらいのが、ゲーム発売から約4年後に登場したセガサターン版の「Doom」である。Gamespotのジェフ・ガーストマンはこの移植版を「完全に無価値」「つまらない」「動きがカクカクしている」「避けるべきゲーム」と厳しく評価した。しかし、自らをセガサターンゲームのリバースエンジニアと名乗るBoがこのセガサターン版に再挑戦し、10年以上眠っていた裏技コードを発見した。それは「ゲームを一時停止し、X、右、B、Y、X、右、B、Yのボタンを押す」と、壁が半透明になるというコードである。この発見を彼はSNSで共有したが、ゲームにはより良いバージョンの「Doom」を見るためのコードはないと残念がっている。

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