ENS Labsは、ENSプロトコルに基づき、PayPalとVenmoと提携して暗号通貨の送金を簡素化しました。この統合により、ユーザーはEthereum Name Service(ENS)名を使ってデジタル資産を送信できるようになり、従来のウォレットアドレスに伴うエラーのリスクを軽減し、セキュリティが向上します。米国のPayPalおよびVenmoユーザーは、暗号通貨の送金時にENS名を入力することで、アドレスを手動でコピーしたりスキャンしたりする必要がなくなります。この取り組みにより、不正アドレスに送金するなどのエラーを減少させることが期待されています。さらに、ENS名は複雑なウォレットアドレスよりも覚えやすく、スキャムのリスクを軽減します。提携には、ENS名を保存できるアドレス帳機能も含まれており、ユーザーは過去の連絡先を迅速に呼び出せるようになっています。これにより、外部への取引も内部の取引と同様に円滑になります。