スペインの通信大手テレフォニカは、Privado IDと提携し、分散型技術を用いた新しいデジタルアイデンティティソリューションを開発することになりました。テレフォニカのデジタル事業部門であるテレフォニカ・テックが、最新のEUのデジタルアイデンティティ規制に準拠した安全かつプライバシー重視のサービスを提供します。Privado ID(以前はPolygon IDとして知られていた)は、2024年6月にPolygon Labsから分社化され、プライバシーを重視したデジタルアイデンティティソリューションを専門としています。この提携は、EUの新しいデジタルアイデンティティ規則eIDAS 2.0に基づき、すべてのEU加盟国が市民向けにデジタルアイデンティティウォレットを提供しなければならないことを背景としています。

テレフォニカ・テックとPrivado IDは、特に年齢確認システム、デジタル国家アイデンティティ、電子署名ソリューションなどのプロトタイプを共同開発し、プライバシーを保護する顧客向けのサービスを展開していく計画です。テレフォニカは、これまでにもブロックチェーン技術の導入や、Chainlinkとのコラボレーションを進めており、通信サービスの拡充にも努めています。

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