インテルは、他社のためにチップを製造するファウンドリー事業を独立した子会社にする計画を発表しました。この決定は、インテルが15%の人員削減を行うと明らかにした約1か月後に、CEOのパット・ゲルシンガーからの従業員へのメモで伝えられました。インテルは15000人以上を解雇し、2023年の第2四半期に16億ドルの損失を計上したことを受け、100億ドルのコスト削減計画を推進しています。ゲルシンガーは、子会社化により外部資金を直接評価して取得する能力が得られると説明しました。また、リーダーシップに変更はないものの、独立した取締役が運営するボードが設立される予定です。インテルは、ファウンドリー事業を別の上場企業にすることも検討しています。同社は、ファウンドリー事業の近代化と新工場の建設に多額の投資を行っていますが、利益にはつながっていないと報告されています。2023年の運営損失は70億ドルに達すると予想され、2024年にはさらに大きな損失が見込まれています。加えて、次世代製造プロセス「18A」が重要なテストに失敗したことも問題視されています。さらに、ゲルシンガーは、2015年に167億ドルで買収した半導体メーカーAlteraの一部株式を売却することも明らかにしました。