FireblocksとChainlink Labsは、銀行向けに規制されたステーブルコインの発行と管理を行うための技術ソリューションを提供する戦略的な協力関係を発表しました。この協力は、ステーブルコイン発行者向けにトークン化のフルサポートを提供し、発行、保管、配布などのサービスを含みます。Chainlink Labsのバンキングおよび資本市場の責任者であるアンジー・ウォーカー氏は、この協力により、ステーブルコインユーザーは資産準備金をリアルタイムで把握でき、デジタル資産市場における安全な決済手段や機関取引ツールとしてのステーブルコインの機能が向上すると述べています。また、この取り組みにより発行業者は異なるブロックチェーン間でのステーブルコイン、準備金、市場価値、総供給量を包括的に把握できるようになります。どの銀行がステーブルコインを発行するかは不明ですが、両社は以前コロンビアの大手銀行であるバンコロビアの子会社が発行したCOPWステーブルコインを支援した実績があります。最近の調査によると、2023年にはステーブルコインの決済額は3.7兆ドルに達し、2024年には5.28兆ドルに達するとの予測が出ています。
