2023年9月16日、暗号通貨取引所バイナンスがイーサリアム初のミームトークン「Neiro」を上場させたことで、トークンが新高値に達しました。このトークンは、アツコ・サトウによって養子にされたシバ犬「Akita Neiro」をテーマにしたもので、サトウは多くの暗号通貨サークルでドージコインの元となった犬「カボス」を飼っていたことで知られています。Neiroの発表後、同名のトークンがイーサリアムやソラナの市場に溢れましたが、その中でもイーサリアム上の2つのトークンが注目を集めました。
最初のイーサリアムのNeiroトークンはコミュニティプロジェクトとなり、メンバーが自発的に支援しましたが、別のトークンも急速に市場価値を300百万ドル近くに達しました。バイナンスの上場決定は、Neiroコミュニティの分断を引き起こし、特定のメンバーが不正行為や操作があったと主張しました。特に、トロンの創設者ジャスティン・サンが裏で動いていたとの疑惑が持ち上がり、バイナンスが関与することによる影響と倫理的問題が議論されています。バイナンスがミームトークン市場に参与することが、特定のプレイヤーに不公平な有利さを与えているのではないかとの懸念も広がっています。