パラオ政府は、日本のブロックチェーン企業ソラミツおよび経済産業省と協力し、国内投資促進を目的としたブロックチェーンベースの貯蓄債券プロトタイプ「パラオインベスト」を発表しました。このプログラムは、国民が国内のインフラプロジェクトに投資し、投資からの利回りを得る新たな手段を提供することを目指しています。デジタル貯蓄債券から得られる資金は、住宅や道路、公的施設などの重要なインフラプロジェクトに割り当てられる予定です。パラオのスランゲル・ウィップス大統領は、この取り組みが雇用創出やビジネス機会の拡大、経済の活性化に寄与すると強調しました。現在、市民に貯蓄債券制度を紹介するための公開デモンストレーションが行われており、正式な発行開始前に市民がシステムに慣れる機会が提供されています。債券はモバイルアプリを通じて購入可能となる予定ですが、具体的な日程は未定です。ソラミツにとって、これはアジア太平洋地域でのブロックチェーンベースの金融システム導入の重要な一歩となります。

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