ノルウェー中央銀行(ノルゲスバンク)の副総裁パル・ロングヴァ氏は、来年にデジタル通貨を導入するかどうかの決定を行うと述べました。彼は、ノルウェーの金融当局はCBDC(中央銀行デジタル通貨)の実装に向けた取り組みで遅れていないと強調しましたが、他の欧州諸国に比べて進行が遅れていることも認めています。ノルゲスバンクは、小売用と卸売用のCBDCのどちらを発行するかを検討しており、その実施には民間銀行やステークホルダーとの対話と協力が必要としています。ノルウェーは現金の使用が減少しつつも、安定した割合を維持しており、98%の国民がデビットカードを所有し、95%がモバイル決済アプリを利用しています。また、CBDCの試験的な導入は5段階目にあり、結果は最終的に2025年末に決定される見込みです。