Appleは、iPhoneでの「Tap to Pay」機能がオーストリア、チェコ共和国、アイルランド、ルーマニア、スウェーデンで利用可能になったと発表しました。この機能により、独立系の販売業者や小規模および大規模な商業者がiPhoneを非接触型の決済端末として使用できます。「Tap to Pay」は2022年2月にアメリカで初めて導入され、Apple Payや非接触型のクレジットカード、デジタルウォレットを通じて決済を受け付けることができます。すべての取引は暗号化されており、Appleは購入内容や購入者の情報を持ちません。この機能はNFC技術を利用して安全に取引を認証し、PIN入力もサポートしています。
今日から、Adyen、SumUp、Viva.comが、これら5カ国でiPhone用の「Tap to Pay」を提供する最初の決済プラットフォームとなります。オーストリア、チェコ共和国、ルーマニアではGlobal PaymentsとErste Bank、オーストリア、チェコ共和国、アイルランド、スウェーデンではStripeが利用可能です。そして、各種の主要な決済ネットワークの非接触型クレジットカードも受け付けています。「Tap to Pay」はiPhone XS以降のモデルが必要で、通常のApple Payの取引と同様に機能します。販売者はアプリを開いて売上を登録し、iPhoneを購入者に提示することで、適切な非接触型の支払い手段を通じて決済が行えます。この機能は現在、17カ国で利用可能です。
