カナダで一連の企業に対するサイバー攻撃の背後にいるとされる26歳のアレクサンダー・“コナー”・ムーカが、米国の要請に基づいて10月30日に逮捕された。彼のハッキングは、AT&TやLive Nationなどの顧客を対象にし、100以上の組織から数百万件の個人情報が盗まれた。ムーカは、他の場所で再利用されていると考えられる盗まれた認証情報を利用してSnowflakeの顧客のアカウントにアクセスし、データを売ると脅して金銭を要求していた。AT&Tは、ハッカーに37万ドルの身代金を支払ったと報じられている。また、Snowflakeは顧客に対してマルチファクター認証を要求していなかったことが問題視されている。AT&Tによれば、約1億1000万人の顧客がこの攻撃の影響を受け、呼び出し番号や通話の統計が盗まれたが、通話やテキストの内容は含まれていないとのこと。

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