任天堂は、売上が減少している年末に向けて財政的に苦境を覚悟していたが、期待以上に状況が悪化している。過去2四半期での販売台数が予想を下回り、1300万台から1250万台に売上予測を下方修正した。売上も5.2%減の1.28兆円に見直されたが、純利益は昨年と同じ水準を期待している。スイッチは2017年に発売されて以来、良好な業績を維持しているが、特別な要因がないため、販売は著しく減少している。少しの好材料もあるものの、スイッチは任天堂の過去2番目に売れたゲーム機であるが、販売のピークは過ぎたと言える。今後は次世代スイッチ2の発売に期待を寄せるが、発表は来年初めになる見込みだ。そのため、近い将来に販売が改善する見込みは薄い。