コインチェックは、アメリカの証券取引委員会(SEC)からの承認を受けて、ナスダックに上場する最初の日本の暗号通貨取引所となる予定です。2023年11月7日にSECはコインチェックの登録申請書(Form F-4)を承認し、11日に発効しました。コインチェックは、サンダー・ブリッジ・キャピタル・パートナーズIVとの合併後にナスダックに上場し、これによりアメリカの株式市場に上場する初の日本の暗号通貨取引所となります。
合併後もコインチェックはモネックスグループの子会社として残ります。合併の最終決定を行うための株主総会が12月5日に予定されており、合併が完了後、コインチェックはCNCKのティッカーシンボルでナスダックに上場し、12月11日から取引が開始される見込みです。
2024年5月時点で、コインチェックはSECに提出したForm F-4がまだ審査中であると発表していましたが、2024年の第2または第3四半期には合併を最終化することを見込んでいます。合併後、コインチェックグループは「コインチェックグループN.V.」に名称を変更します。
モネックスグループは、サンダー・ブリッジ・キャピタルIVとの12.5億ドルの合併を通じて米国の株式市場に上場する計画を立てていましたが、いくつかの遅延により予定が延期されていました。この合併契約の一環として、合併された企業はサンダー・ブリッジが保有する2億3700万ドルを受け取ることになります。サンダー・ブリッジのCEO、ゲイリー・A・シマンソンが合併後の企業を率い、モネックスは82%の過半数の持分を保持します。コインチェックは2012年に設立され、東京を拠点としながらもグローバルなコミュニティにサービスを提供しています。