Metamaskの開発者であるConsensysは、スイスに拠点を置く非営利団体「Linea Association」を発表しました。この団体は、Consensysが開発したLayer-2のzkEVM「Linea」の分散化を推進することを目的としています。Linea Associationは、2023年11月13日にタイのバンコクで開催されたDevconイベントで設立され、オープンソースの分散型技術とエコシステムのガバナンスを進める独立した非営利組織です。

Linea Associationの主な特徴の一つは、トークンホルダーによるガバナンスであり、2025年第1四半期までに独自トークン「LINEA」を発行する計画です。このトークンは、ホルダーがガバナンスに参加するために使用されます。具体的なロードマップは示されていませんが、トークン生成イベントが予定されており、LINEAはガバナンストークン以上の機能を持つ可能性があります。

団体は理事会や一般総会、執行役員の下で働くスタッフ、トークンによるガバナンス機関から構成されます。Lineaの創設者でありLinea Associationの理事であるニコラス・リオション氏は、分散化がLineaのビジョンの核であると強調し、コミュニティによるオープンな所有・ガバナンスが必要だと述べました。また、ConsensysのCEOであるジョセフ・ルビン氏は、Lineの形成が分散型グローバル経済に基づいたネットワーク国家作りに貢献するものであるとしています。

2023年8月の発表以来、LineaはEthereum上で最も成長が速いzkEVMとなり、15か月未満で2億3000万件以上の取引を処理しています。現在、Lineaは5段階からなる分散化のロードマップの第1段階にあります。

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