iOS 18では、AppleがiPhoneの充電速度が最適でない場合を識別する新機能を導入しました。設定のバッテリーセクションに「スローチャージャー」というメッセージが表示され、充電速度が遅いことを知らせます。充電中はオレンジのバーも表示され、これは24時間と10日間のバッテリー使用状況で確認できます。
充電速度が遅くなる理由には、偽造の充電器や、一部の正規のサードパーティ製ワイヤレス充電器がMagSafe対応を謳いながら標準のQi充電スピードしか提供しないことがあります。また、ワイヤレス充電中にヘッドフォンなどのアクセサリーを接続すると、安全基準に従ってパワーが7.5Wに制限されます。負荷の大きいアプリ使用や高輝度での動画ストリーミングも充電速度を低下させることがあります。さらに、暖かい環境で充電すると、温度が下がるまで充電が一時停止することがあります。
最速の充電速度を得るには、USB-C Power Delivery充電器と適切なケーブル(iPhone 15以降はUSB-C、以前のモデルはUSB-C to Lightning)を使用することが推奨されます。また、AppleのMagSafe充電器やQi2認証を受けたワイヤレス充電器も標準的なQi充電器より速い充電を提供します。