アメリカの資産管理会社WisdomTreeは、デラウェア州に「WisdomTree XRP Fund」という名称の信託を登録し、XRPに基づく上場投資信託（ETF）の設立に向けた第一歩を踏み出しました。この登録はまだ証券取引委員会（SEC）への正式な申請を含んでいませんが、今後S-1の登録申請が行われる見込みです。XRP ETFは、時価総額で第六位の暗号通貨XRPの価格を追跡し、投資家にとってXRPへのアクセスを容易にします。その一方で、暗号通貨の規制に関する不確実性は続いており、Ripple LabsとSECの間での法的争いが続いています。この争いでは、RippleのXRPの販売が一部では証券に該当すると判断されていますが、取引所での販売や一般への販売は該当しないとされています。SECの新たなリーダーシップの下で暗号市場へのアプローチが変更されるとの期待も高まっています。XRP ETFが承認されれば、暗号資産への多様な投資オプションの提供が進む可能性があります。
