Appleの基本モデルiPhoneは今年のスマートフォン販売の42%を占めているが、iPhone Pro Maxが最も売れている個別モデルとして浮上しているという報告がConsumer Intelligence Research Partners（CIRP）から発表された。Appleは同時に複数世代の基本モデルを異なる価格で販売しており、ProおよびPro Maxモデルは現在の世代のみ提供しているため、42%は複数世代の合算販売を意味する。個別モデルでは、iPhone Pro Maxが26%、Proが19%、Plusモデルが13%の売上を占めており、Plusモデルは2022年に小型のiPhone miniに代わって登場し、前モデルを上回るシェアを獲得している。特に、PlusおよびPro Maxモデルの組み合わせはiPhone全体の39%を占めており、消費者の大型ディスプレイへのシフトが明らかになっている。また、PlusおよびPro Maxモデルは価格が高く、iPhoneの平均販売価格や粗利益に大きく貢献している。これらの結果から、Appleは異なるユーザーの好みや価格帯に応じた多様なiPhoneラインアップを成功裏に展開していることが示されている。来年、Appleの噂される薄型のiPhone 17「Air」がこの戦略にどのように組み込まれるかは今後の注目点となる。
