Rarimoは、ゼロ知識アイデンティティプロトコルであり、イーサリアム共同創設者のVitalik Buterinからの支援を受けて250万ドルの資金調達に成功しました。この資金を使い、ユーザーが所有するシステムへと移行するWeb3の流れに合わせて、分散型デジタルアイデンティティモデルの追求を加速させることを目指しています。Rarimoは、個人情報を完全には開示せずにアイデンティティの重要な事実を検証できる、zk-wrapping技術に焦点を当てています。資金調達のタイミングは重要で、Rarimoは2025年初頭にイーサリアムへのロールアップ移行を計画しています。また、ユーザーが個人データをプライベートに保存し、アイデンティティを証明するためのゼロ知識証明を生成できるセルフカストディウォレット「RariMe」の開発も続けています。Rarimoは2021年に設立され、ブロックチェーンを利用したアイデンティティシステムの相互運用性と流動性の問題に取り組んでいます。母体のRarilabsは2022年に1000万ドルの資金調達を行い、企業評価は1億ドルとなっています。
