Apple Watch Series 9、Series 10、およびApple Watch Ultra 2モデルには、指を二回タップすることで操作できる「ダブルタップ」ジェスチャー機能があります。この機能は、片手しか使えない状況(たとえば、犬の散歩中や荷物を持っているとき)でのナビゲーションを簡単にすることを目的としています。
ダブルタップは、腕時計を起こした状態で親指と人差し指を二回タップすることで操作が可能で、アプリ内の主要ボタンを選択します。たとえば、電話を受ける場合やメディアを一時停止・再開する場合に使用でき、また、スマートスタックを通じてウィジェットをナビゲートすることもできます。タイマーを設定した際には、一時停止や再開、終了時の停止にも対応しています。
設定アプリからダブルタップの機能をカスタマイズすることができ、再生オプションやスマートスタックの動作を変更できます。ダブルタップが無効になっている場合は、手動で有効にする必要があり、その際にはいくつかのアクセシビリティオプションを無効にする必要があります。
ダブルタップ機能はS9チップのニューロエンジンによって可能となっており、Series 9以降とUltra 2でのみ利用できます。古いモデルでは、同様のがダブルタップほどの機能は持たない「アシスティブタッチ」を使用することができます。