ニュージーランドの中央銀行デジタル通貨(CBDC)に対する関心は低く、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)の公的意見募集の結果によると、過半数が重要ではないと見なしています。2023年12月10日に発表されたこれらの結果には、500件の書面提出と18,000件のアンケート回答が含まれています。回答者の70%以上がCBDC(「デジタル現金」と呼ばれる)を必要ないと考え、16%のみが導入の理由に賛同しました。参加者の多くはセキュリティやプライバシーについての懸念を示し、65%は自動支払いなどの機能に興味がないと回答。90%が政府による管理の可能性を主な懸念とし、CBDCが金融行動を監視するツールに進化することを危惧しています。一方で、ビットコインやイーサリアムのような暗号資産がニュージーランドドルの使用に及ぼす影響については、ほとんどの回答者が懸念していませんでした。RBNZは、プライバシーと自主性を重視した研究を進める方針を示し、デジタル現金は物理的な現金と共存し、商業銀行口座なしでデジタルウォレットやモバイルアプリを通じて利用可能であるとしています。

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