バンクーバー市議会は、2023年12月11日に、ケン・シム市長の提案を承認し、同市を「ビットコインフレンドリー」にすることを決議しました。この提案は、市が仮想通貨を財源に取り入れる可能性を探るもので、市長はビットコインへの投資がインフレや市場の変動において財務的に責任を持つ選択であると述べました。市長は自身のビットコインを市に寄付する意向も示しました。
市は、2025年の予算計画に基づいて、ビットコインを財務戦略に組み込むかどうかを検討しますが、ビットコインのマイニングが環境に与える影響や仮想通貨の価格変動には懸念があります。カナダの法律では、仮想通貨は通貨と見なされず、物理的な通貨のみが法定通貨とされていますが、銀行の特別準備金制度により、ビットコインの評価損を吸収するための柔軟性が一部存在します。この動きは、バンクーバーがビットコインを公式な財務ポートフォリオに統合しようとする意向を示しています。