AppleのサプライヤーであるLGディスプレイは、iPad ProのOLEDパネルに対する需要が予想を下回っていることを受け、主なOLED生産ラインを調整し、iPhoneディスプレイの生産に転用する計画を立てています。この生産ラインは現在、タブレットやPC用のOLEDパネルを製造していますが、需要の減少により稼働率が低下しています。LGディスプレイは、2024年にiPhone用OLEDパネル7000万枚を供給するという目標を掲げており、iPadのOLED在庫を来年の2月まで維持する方針です。
Appleは2026年にOLED版のiPad Airを発売する可能性があるものの、iPad Proの販売不振により、このモデルのLCDからOLEDへの切り替えが一年以上遅れる可能性があると報告されています。また、2026年にはAppleの14インチおよび16インチのMacBook Proモデルがmini-LEDからOLEDに切り替わる見込みです。