AppleのCEOスティーブ・ジョブズが、15年前の今日、初代iPadを発表しました。2010年1月27日、サンフランシスコのヨルバブエナセンターで披露されたiPadは、スマートフォンとラップトップの間を埋めるデバイスとして設計され、9.7インチのマルチタッチディスプレイや初のカスタムチップを搭載し、64GBのストレージが可能でした。499ドルからの価格で、ウェブブラウジングやeBookの閲覧、動画視聴、アプリとのインタラクションを新たに提供しました。ジョブズはこれを「魔法のような革命的デバイス」と称しました。
iPadは大画面向けに調整されたiOSのバージョンを使用し、Safariやメール、写真などのモバイルアプリを大画面で楽しむことができました。また、電子書籍市場への競争としてiBooksアプリとiBookstoreも導入されました。デザインは黒いベゼル、物理的なホームボタン、凸形のアルミニウムバックが特徴で、1.5ポンドの重さと10時間のバッテリーライフを提供しました。
初期の評価は賛否ありましたが、2010年4月の発売日には30万台以上が売れ、初月には100万台を突破しました。このことが新たな製品カテゴリを生み出し、サムスンやマイクロソフト、アマゾンなどとの競争を引き起こしました。2010年末までに1500万台以上が販売され、95億ドルの収益を上げ、Appleの製品ラインの重要な柱となりました。
その後、iPadはiPad mini、iPad Air、iPad Proなどとして拡張され、Apple PencilやMagic Keyboardといったアクセサリーも登場しました。新しいモデルにはカメラやマルチタスク、USB-C接続などの機能も追加されています。
