「Apple、ロシアの開発者向け企業プログラムへのアクセスを停止」

Appleはロシアの開発者に対してApple Developer Enterprise Program（ADEP）へのアクセスを停止した。ロシアのIT情報源によると、開発者は2月12日にプラットフォームへのアクセスを失った。この停止により、ロシアの開発者はADEPを使用して、App Storeを介さずに内部用のカスタムiOSアプリを作成・配布できなくなった。サンクトペテルブルクのソフトウェア会社は、すべてのプログラムデータが削除されてADEPが使用不可になったと確認した。Appleは以前、企業に対してエンタープライズ証明書が2月中旬までに機能しなくなると警告していた。ADEPは、ロシアでアプリテストに広く利用されており、大企業や開発会社も内部ビジネスアプリ、チャットボット、CRMシステム、物流ツールのために依存していた。Appleはロシアのウクライナ侵攻に反応し、製品販売を一時停止し、Apple Payなどのサービスを制限したが、App Storeはロシア国内で運営を続けている。ただし、Appleはロシア当局の要請に応じてVPNサービスや特定のニュースアプリを削除するなど、地元の規制に従った。