CMEグループは、世界の主要なデリバティブ取引所として、2023年3月17日にソラナの先物取引を開始する予定です（規制の承認が必要）。この新たな契約は、ソラナ（SOL）市場における価格リスクを管理するための規制された手段を提供し、暗号通貨デリバティブへの機関投資家の需要が高まっていることを反映しています。契約は現金決済方式で、CMEソラナ・ドル基準レートに基づいています。トレーダーは、マイクロ契約（25 SOL）と標準契約（500 SOL）のいずれかを選択できます。
CMEグループのクリプト製品責任者、ジョバンニ・ビシオソは、ソラナの採用が進む中で、これらの先物契約が投資家にリスク管理と戦略の構築に役立つ効率的な方法を提供すると述べています。また、CMEグループはビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）の先物も提供しており、暗号通貨デリバティブ市場の活動は増加しています。
CMEグループは、ソラナの先物取引の導入を通じて、機関投資家やアクティブトレーダー向けの高度な取引およびリスク管理ツールを提供する意向を示しています。また、先物契約は柔軟性を持ち、初期コストを抑えることができるため、投資家の需要に応えるものです。ソラナの先物取引は、規制の承認を経て、CMEグループの既存の取引フレームワークに基づいてリストされる予定で、直接的なソラナ投資の規制された代替手段を提供します。
