コロンビアの2つの規制当局が、仮想通貨を規制するための新たな法案を提案しました。この法案は16項目から成り立ち、仮想通貨企業向けのライセンス制度を含んでいます。地元メディアによると、この法案は仮想通貨ユーザーを保護し、国内の新興仮想通貨産業への投資を促進する法的枠組みの確立を目指しています。具体的には、監視、マーケティング規則、教育、仮想通貨税、マネーロンダリング防止およびテロ資金供与対策が盛り込まれています。また、地域で運営を希望する仮想資産サービスプロバイダーに対するライセンス制度も提案されています。モレノ上院議員とロペス下院議員が議会に提出したこの法案は、昨年の試みが失敗した後の再提出です。モレノ議員は、コロンビアでは仮想資産企業が非公式に運営されており、ユーザーに対して不安定さやリスクをもたらしているため、規制が必要だと主張しています。現在、コロンビアでは約500万人のユーザーが仮想通貨を取引しており、2024年だけでその取引価値は67億ドルに達しています。しかし、未規制のエコシステムの中で詐欺やピラミッドスキームの被害が出ていることも指摘されています。コロンビアの金融監督官は2021年以来、いくつかの仮想通貨の試験プロジェクトに取り組んでいるものの、具体的な規制枠組みはまだ整っていません。

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