中央集権型取引所であるCrypto.comは、米国証券取引委員会（SEC）からウエルズ通知を受け取った直後に、同委員会を提訴しました。ウエルズ通知は、SECが証券法違反の疑いがあるときに発行され、訴訟の可能性を示唆します。Crypto.comは、SECが“法定の限界を超えて”自らの管轄権を拡大するのを防ぐため、訴訟を起こしたと述べています。同社は、業界の仲間と連携し、この見当違いの連邦機関から自らを守る姿勢を示しています。CEOのクリス・マルザレクは、SECは裁判の判決を尊重し、暗号通貨に対する無権限の干渉を見直すべきだと主張しています。最近の数ヶ月で、暗号業界とSECの間の緊張は高まり、デジタル資産支持者は明確なルールの欠如を嘆いています。SECは、様々な暗号企業に対してウエルズ通知を発行し続けており、最近ではRippleのケースではSECの主張を却下される事例も見られます。また、SECは仮想通貨に関する訴訟で“クリプト資産証券”という用語を削除し、Paxosの発行するステーブルコインが未登録の証券であるとの主張を撤回しました。
