欧州連合（EU）は、新たな制裁の一環として、ロシアの暗号通貨取引所ガランテックスを制裁対象リストに追加しました。ガランテックスは、すでに2022年にアメリカ財務省の外国資産管理局（OFAC）によってブラックリストに載せられていました。この制裁パッケージには、ロシアの戦争努力を直接支援する48人の個人と35の団体も含まれており、EUによって制裁されたロシアの銀行と密接に関連しているという理由で、ロシアに拠点を置く暗号通貨取引所が初めて制裁を受けることとなりました。また、ロシアが貿易制限を回避するための企業や、ロシアの原油を移送する3つの企業、中国の衛星画像提供企業も対象となっています。EUはこれまでにロシアに関連する2400以上の個人と団体を制裁しており、必要であればさらなる制裁を行う準備があると述べています。ガランテックスは、違法活動やダークウェブ市場に関連した取引を助長していたことが理由で、OFACによっても制裁を受けていました。
