アルゼンチンで、北朝鮮のラザルスグループに関連する数百万ドルの暗号通貨を洗浄していた29歳のロシア国籍の男が逮捕されました。調査によって、2400回以上のトランザクションを含む複雑な取引網が明らかになり、暗号通貨で450万ドル以上が動いていたことが判明しました。捜査当局は、120,000ドル相当の暗号通貨と、他の資産から1500万ドルを押収しました。該当のスキームでは、テレグラムボットを利用してロシアルーブルや安定コイン、ユーロ、米ドルをアルゼンチンペソに変換していたとのことです。さらに、調査では、ハーモニーブリッジのハッキングで盗まれた1億ドルの一部がアルゼンチンの暗号ウォレットに流入していたことも明らかになりました。捜査は、ウィリアム・ムッソ検事のもと、2023年11月に始まりました。この逮捕は、バイナンスのコンプライアンス強化の動きとも関連しています。