「Thank Goodness You’re Here」は、アクションアドベンチャーやソウルライク、メトロイドヴァニアなどのゲームから離れた、グレービー風味の口直しとなる作品です。出版は「Untitled Goose Game」で知られるPanic Inc.で、カートゥーンスタイルのビジュアルとユニークな英語のジョークが特徴です。プレイヤーは名前のない小さな主人公を操作し、バンズワースという架空の町で面接を受けるために時間をつぶします。町での出来事は、助けを求められずに彼が様々なタスクに巻き込まれるという形で進行します。
基本的な操作は簡単で、主人公のスラップやジャンプのみです。ジョークやユーモアに富んだ要素が町に散りばめられており、イギリスのコメディタレントによる声優も魅力的です。唯一の欠点はプレイスタイルが直線的で短いことですが、密度の高いジョークや細部にこだわりがあり、再プレイが楽しめます。全体を通して、北部イングランドの風刺やダイアレクトが豊富に盛り込まれており、特に最後の場面は印象的で素晴らしい体験でした。現在、Mac、PC、PS5、Switchでプレイ可能です。