アメリカでのスポットビットコインとイーサリアムの上場投資信託(ETF)は、今週2日連続で資金流出が続いています。9月4日には、12のスポットビットコインETFが3730万ドルの純流出を記録し、6日連続の流出となりました。特に、流出額は前日比87%減の2877万ドルでした。グレースケールのGBTCが3420万ドルの流出を記録し、これまでのトータル流出額は199億3000万ドルに達しています。フィデリティのFBTCとバンエックのHODLも、それぞれ760万ドルと490万ドルの流出を記録しましたが、BitwiseのBITBは950万ドルの流入を得ています。
ビットコインの取引量は9月4日に14億1000万ドルに減少し、ビットコイン価格は過去24時間で1.5%上昇し、57077ドルで取引されています。ただし、ビットコインは過去1週間で4%下落しており、2月以降のレンジに留まっています。アナリストは、FRBの利下げが景気後退と同時に起こった場合、ビットコインが15%〜20%下落する可能性があると警告しています。
一方、イーサリアムのスポットETFも弱気が続き、8月4日には3700万ドルの流出がありました。グレースケールのETHEが4060万ドルの流出を記録した一方で、グレースケールのイーサリアムミニトラストは310万ドルの流入を見ています。イーサリアムの取引量は9月4日に1億4586万ドルに減少し、ETHの価格は1.4%上昇して2403ドルで取引されています。