iOS 18でAppleはスタンドアロンのパスワードアプリを導入し、ログインやパスワード管理を簡素化しました。従来、iCloudキーチェーンを使用してパスワードを保存できましたが、設定アプリ内に隠れていたためアクセスが難しかったのです。新しいパスワードアプリでは、ウェブサイトやアプリのパスワードを簡単に作成・管理でき、Face IDやTouch IDを使って保存されたログイン情報にアクセスできます。

アプリは自動的にインストールされ、パスワードやログイン、パスキー、二段階認証コード、Wi-Fiパスワードなどのセクションに分かれています。ログイン情報の追加や編集も簡単で、新しいログイン情報は自動的にアプリに追加され、iCloudキーチェーンが有効であればSafariやアプリで作成した時点で保存されます。

パスワードの変更や削除も容易で、削除したパスワードは30日間「削除済み」フォルダに保管されます。パスワードアプリはパスキーもサポートしており、より安全なログイン方法を提供します。さらに、選択したパスワードを信頼できるコンタクトと共有する機能もあり、自動入力機能によりSafariでのログインもスムーズです。

アプリのセキュリティ機能では、再利用されているパスワードや弱いパスワードの通知が行われ、情報を更新するリンクが表示されます。今後、1PasswordやLastPassからのパスワードインポート機能も計画されています。

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