主要な自動車メーカーがプロジェクトで協力し、知識を共有するのは珍しくありません。最近、GMとヒュンダイが提携し、新技術の開発に伴うコストとリスクを低減しつつ競争力を高めることを目指しています。両社は非拘束的な合意を結び、共同の機会を評価し、拘束力のある合意に向けて取り組む予定です。GMのCEO、メアリー・バラは、この協力により「両社のスケールと創造力を活用し、より競争力のある車両を迅速かつ効率的に提供する」ことを目指しています。共同開発の候補には、乗用車と商用車、内燃機関、電気・水素クリーンエネルギー技術が含まれており、サプライチェーンの効率化も検討されています。このような提携は、特にEV市場が不安定な中、コスト削減を狙う賢明な戦略といえます。なお、フォードのEV部門は今年約50億ドルの損失を見込んでいます。